2017年6月 入院生活 2
あーパパが病室に入るやいなやマシンガントークを始めるマル子。
どうやら相性の合わない看護師さんが居るらしい。人間対人間のこの職業、多少はしょうがないんじゃないかと思うが…
まあ、案の定聞き役に徹するあーパパ。
マル子の現状は
・帝王切開の傷口が痛い
・頻回授乳で眠れない(睡眠時間が少ない)
・あーくんの体重の増加が芳しくない事が心配
なのだが、
そんな中、看護師さんになかなかキツい事を言われたらしく、かなり傷つたらしい。
毎日あーくんの体重測定があるらしいのだが、とある日、その体重が増えていない事を看護師さんに指摘され、
「(なかなか寝る時間が無いから)寝ちゃいました」
と答えたら、
「寝たの!?」と、
あーくんへの授乳より自分の睡眠を優先させるなんて、ととれる発言をされ、感受性の人一倍豊かなマル子は泣いたらしい。
そしてその翌日、同じ看護師さんによる体重測定だと分かった瞬間に、多少強引にあーくんに50g授乳させ、その場凌ぎの体重増加をさせて乗り切ったと、得意顔で話していた。
ボクサーが計量の直前に色々な事をやって体重を落とすのと全く逆の行為で乗り切ったマル子。
まあ、社会ではこういうのを「臨機応変」と言うのだろう。
とりあえず元気なマル子とあーくんに安心するあーパパだった。